英国・チェスター大学主催
能ハムレット
(1982年作)
創作者による独演と解説;静岡大学名誉教授 宗片 邦義 氏
日時 ;2013年10月15日(火)7;00pm-8;30
場所 ;英国・チェスター大学 (Kingsway Building)
Kingsway, Chester CH2 2LB
連絡先 ;01244-511000
入場料 ; £ 3
詳細 ;「能ハムレット」レクチャー・パフォーマンス 欧州ツアー
* 「能ハムレット」独演
* 能、および「能ハムレット」の解説
* 質問の時間
* 皆で祝言の謡い「高砂」を謡いましょう
講演は日本語と英語にて行われ、能に馴染みの無い方も対象としています。
今回は、チェスター大学・教育学科のイベントとしてオープン講座といたします。
夏目漱石が明治44(1911)年に『朝日新聞』で「シェイクスピア能」を提唱した。この「能ハムレット」は、そのほぼ70年後に英語と日本語で実現したものである。
米ハーヴァード大学フルブライト研究員だった1973-75年、宗片は『ハムレット』英語原文を仕舞で演じた。その試みが大好評だったことをきっかけに、帰国後『英語能ハムレット』を完成させた。その後『オセロー』『マクベス』『リア王』などの英語能を創作、自らシテ(主役)を演じた。
また、日本語能『オセロー』『クレオパトラ』『トマス・ベケット』『二人のノーラ』『リア王』を創作、観世流を中心とした能楽師たちにより国内外で公演されている。その特徴は、能楽大成者世阿弥に忠実な作法で、精神性、簡素、禅思想などを尊重し、万人の寿福を目的とし、「ホリスティック」(holistic) と評された。「能ハムレット」これまでの主な公演
82年 東京 矢来能楽堂 (シテ・宗片邦義)
85年 東京 国立能楽堂 (シテ・宗片邦義)
その他、英国(ロンドン・グローブ座ミュージアム舞台、ブリストル大学)、デンマーク、スウエーデン、米国(大学・劇場十数か所)、カナダ4都市、オーストラリア(NIDAほか数劇場)、アジア諸国